託児所付きの職場事情

社内託児所というと、福利厚生が整った企業の正社員のみしか利用できないと思われがちですが、実際はそうでもありません。共働きが一般的となった今、パートや派遣社員という雇用形態であっても利用できる社内託児所は存在しています。女性向けの転職サイトであれば、託児所付きの企業の求人はアピールポイントとして目立つように表記されることが多いため、比較的すぐに見つけられるでしょう。

パートや派遣社員の中には、子育てと仕事を両立している女性が多くいます。そのため、人手を確保するために働きやすい環境を整える職場が増えてきているのです。たとえば、データ入力やコールセンター、受付事務、販売などの職種には託児所が付いているケースが見受けられます。

託児所を備えている職場の特徴として、慢性的に人手不足である点が挙げられます。特に看護師は、女性が9割を占める職種でありながら、どこでも人材を欲している状態のため、院内託児所を設けているケースが珍しくありません。看護師免許を所持していながら、看護師として働いていない人は「潜在看護師」と呼ばれており、こういった人たちを集めたい医療機関は山ほどあります。そこで子育てで離職した人材を集める手段として、多くの医療機関が託児所を作っている実情があるのです。

こうした背景から、看護師は働きながら子どもを育てられる環境が整っているといえます。看護師にとって近くに子どもがいるという安心感があれば「ずっとこの病院で働きたい」と考えるもの。結果的に現場の離職率も下げることにつながるため、託児所の導入を考える医療機関はさらに増えていくでしょう。

もし看護師の資格を持っているなら、その恩恵をしっかり受け取って、託児所付きの職場を探すのが賢明だといえます。子どもを預けて働きたい看護師の方は、預け先の情報が詰まったこちらのサイトにもぜひ目を通してみてください。